行政書士として開業したあと、以下のことを考える人が多いかと思います(私がそうでした)
- 仕事がない。どうしよう(特に開業当初)
- とにかく忙しいのに売上が伸びない
- 頑張っているのに数字が安定しない
しかし、売上が伸びない理由は複雑ではありません。
多くの場合 共通する数個のボトルネック があり、そこを外すだけで流れは一気に変わります。
ここでは、行政書士が売上を伸ばせない典型的な理由と、それをどう改善していくかの土台となる考え方をまとめます。
売上が伸びない主な原因
ターゲットを決めず、市場の選び方が曖昧
行政書士業務は幅広く、選択肢が多いです。
以下が主な業務例です。
- 建設業許可(新規・更新・変更)
- 産業廃棄物収集運搬業許可(新規・更新・変更)
- 会社設立
- 遺言書・相続手続き(書類作成・相談)
- 外国人関連(入管業務・在留資格)
どの業務も専門性を求められ、業務内容やその性質について学ぶことは必須でしょう。
ただし、すべてを専門とするにはとてつもない時間がかかります。
その結果、労力が分散し、専門性も伝わらず、
売上構造が“受注待ち型”になっている
行政書士の多くは、「紹介」や「運良くきた問い合わせ」
紹介の機会に恵まれれば売上が伸び、そうでなれば売上は伸びない。
運が良ければ売上が伸び、運が悪ければ売上は伸びない。
いずれにおいても、これは安定しません。
集客動線が設計されておらず、売上の波が激しくなります。
また、月ごとの業務量を予想することが難しく、事務所としての余力把握をすることができず、日々の業務設計に支障を出すことになります。
ホームページが「売れる設計」になっていない
実務経験があっても、すばらしい顧客サービスがあっても、それが認知されなければまるで意味がありません。
ホームページはいわば事務所を知っていただくためのツールです。
知っていただくために、知っていただくための、対策をする。
そこではじめて、お客様に認知され、選ばれる対象としてのファーストステップが整います。
実務経験があるのに、それが顧客に伝わっていない。
検索意図に合わず、プロフィールも弱い。
結果、HPが名刺代わりで止まり、機能していません。
業務フローが非効率で、 売上に直結する作業に時間を使えない
利益はとても重要です。
ここでいう利益とは売上から経費を差し引いたもの、つまり我々行政書士の生活費です。
行政書士はやることが多すぎるため、1案件あたりの工数が高く、時間を奪われがちです。
たとえば、業務によっては役所窓口に直接足を運ぶ必要もあります。
しかし、その移動時間は利益を生みません。
また、手続き代行をする際の、役所での待ち時間も利益を生みません。
事務所それぞれで工夫し、業務を上手に回し、利益を生む売上そのものを伸ばす必要があります。
日々の判断基準がなく、行動がブレる
「今日何を優先すべきか?」が曖昧な状態だと、本来やるべきことより、来た仕事・急ぎの雑務に追われる働き方になります。
これでは成長が積み上がらず、売上が安定しません。
改善ステップ(全体像のイメージ)
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1勝つ市場を1つ決める
ランチェスター戦略をご存知でしょうか?
ランチェスター戦略とは、競争の状況を軍事理論の「ランチェスターの法則」を応用して分析し、弱者の戦略と強者の戦略を使い分ける経営・マーケティング戦略です。
ランチェスター戦略で商品を絞ることは、リソースを限られた領域に集中させ、競合に打ち勝つための重要な戦略です。
これにより、限られた経営資源(人材・予算・時間)を最大限に活用し、勝利を積み重ねることが可能です。
つまり、迷いを無くし、専門性が伝わる土台を作ることこそが、まずはじめに必要となる要素になります。
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2問い合わせにつながる導線を一本つくる
HP → プロフィール → 料金 → 問い合わせ
この流れを最適化する。
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3ブログは「実務×思考」で書き、専門性を可視化する
SEO強化ではなく“指名される行政書士”
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4業務フローを“減らす・簡素化・渡す”で圧縮する
1件の仕事にかける時間を最小化し、
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5売上の“再現性”を作る
毎月の売上がブレなくなるように仕組みを整える。